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B型肝炎に感染しているかどうかを確認するには何をすれば良い?

2020年09月19日

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)が感染することによって発症する、肝臓の病気です。この肝炎は大きく分けで急性と慢性があります。いつウイルスに感染するかには個人差がありますが、成人になり初めて感染した場合は、急性B型肝炎に分類されます。母子感染や輸血、注射器の共有などにより、継続して感染している場合は慢性B型肝炎になります。

肝臓は病気が進行すると前の状態に戻ることはありません。肝炎を放置しておくと症状が進行し、肝硬変や肝がんへと悪化していくリスクが高まりますので注意が必要です。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるように、病気を発症しても自覚症状が現れにくい特徴を持っています。肝硬変になっても症状が現れず、気づいたときにはすでに手遅れだったというケースも少なくありません。慢性のB型肝炎も例外ではなく、自覚症状があまり出ないため、それ自体に気づいていないという人もいます。一番良い方法は、病院で定期的に検査を受けることですが、自分で確認するには日頃から体調について注意深く観察することがポイントになります。

B型肝炎の主な症状は、食欲不振や全身の倦怠感などです。食べた後気分が悪くなって嘔吐する場合もあります。症状が進むと黄疸が出たり、肝臓が肥大することもあります。普段よりも調子が悪い、十分に休息を取っているのに疲れが出ない、という場合は病院での検査を検討してみると良いでしょう。自分でB型肝炎に感染しているかどうか調べる方法に、市販されている検査キットを使用するという方法があります。検査キットは、HBs抗原やHCV抗体を調べて、感染の有無を簡易的に診断します。自分で採血し指定された場所に発送して結果を待つだけなので、病院へ行くよりも手軽に検査をすることができるという特徴があります。検査キットを使用すると、結果次第で病院で検査を受けるかどうか決めることが可能になります。

病院では血液検査でB型肝炎ウイルスの有無を調べます。HBs抗原が陽性と判断された場合、B型肝炎に感染している確率が高くなります。HBs抗原の他にHBe抗体や、ウイルスの遺伝子HBV-DNAの量についても測定します。これらの検査項目と検査結果を照らし合わせ、感染しているかどうか診断します。急性肝炎の治療は、対処療法が行われます。劇症化しなければ、完治が期待できます。慢性肝炎の場合は、炎症の度合い(病期)によって治療方法が変わります。肝炎は適切な治療を受けることで悪化を防ぐことが可能になりますので、肝炎と診断されたら、医師の指示の下治療に専念することが大切です。