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妊娠中にバルトレックスを使用するなら医師の診断を仰ぎましょう

2020年05月20日
男性を診ている医者

バルトレックスは、有効成分バラシクロビルを配合した抗ウイルス薬で、ヘルペスや帯状疱疹の治療によく使われています。バルトレックスを服用すると、感染細胞内で活性化しますので、ヘルペスウイルスの活動を阻害し、増殖を抑えたり、ヘルペスの症状を改善する働きがあります。

ヘルペスによる痛みを軽減することに効果が高いとされ、臨床試験では服用したほぼ半数の人が、服用後半年以内に痛みがほぼ消えたという結果が出ました。効果的な治療薬なので、処方される場合も多くありますが、飲み合わせや体質によって服用に気をつける必要があります。特に妊娠中は安易に手を出さず、医師の指示に従うことが望ましいとされています。

妊娠中に薬を服用すると、胎児に影響を与えることがあります。妊娠4週間未満の胎児は器官形成が始まる前の段階で、この時に母体から薬の影響を受けると、受精卵が着床しづらくなったり、流産のきっかけになったりすることがあります。胎児の器官形成は、妊娠4週から7週までの間に行われますが、この期間は最も影響を受けやすいとされ、薬の服用がきっかけで奇形や先天性異常になるリスクも高まります。その後奇形を起こす確率は減っていきますが、可能性はゼロではないので、薬の服用については個人で判断せず、必ず医師や専門家に相談することが望まれます。胎児の器官形成期に、妊娠していることに気づかない女性も多く、バルトレックスの服用を検討している時は、妊娠の可能性があるかどうかについても確認し、そのことを医師に伝えるようにしましょう。

妊娠初期にバルトレックスやアシクロビルを服用したからといって必ず胎児に影響があるというわけではありません。場合によっては服用も可能ですが、万が一のことを考えて、医師に相談することが賢明です。妊娠中にバルトレックスを服用してもよいかどうかは、体の状態や他に持病を抱えていないかどうか、体質など複数の要因から判断されます。薬に対してアレルギーを持っていたり、腎機能に障害を抱えている、持病の治療で服用している薬などある場合、服用について慎重になる必要が出てきます。

場合によっては妊娠終了後に治療を始めるか、バルトレックスの代わりに塗り薬を使用することになるかも知れません。いずれにしても最終的な判断は医師に任せ、服用可能ということになったら、用量と用法を守るようにしましょう。自分の判断で量を増やしたりすることは避けます。服用中体の変調を感じたり、吐き気やめまいなどの副作用の症状が現れたら、服用を中止し、医師に相談することをおすすめします。