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ジスロマックはどのようなメカニズムを持ってクラミジアを退治するのか

2020年08月13日

ジスロマックは抗菌作用を持つ薬で、細菌によって引き起こされる、皮膚感染症や尿道炎などの治療に使われています。風邪による喉の痛みの症状改善に、ジスロマックが処方されることもあります。

ジスロマックは人間に悪影響を及ぼす細菌に幅広く用いられますが、クラミジアの退治にも効果を発揮すると言われています。ジスロマックの有効成分アジスロマイシンは、マクロライド系の抗生物質で、体内に入ると細菌内に取り込まれ、細菌の機能を妨げるため、50Sと呼ばれる、蛋白合成開始複合体(70Sリボゾーム)を構成している物質に結合します。アジスロマイシンが結合すると、蛋白連鎖の活動が阻害されるため、細菌の活動が鈍り、増殖を防ぐことができます。またジスロマックは胃酸に強く、高濃度であるほど殺菌作用を持つようになります。特にクラミジアを始めマイコプラズマやレジオネラと言った細菌に対して効果を発揮します。

ジスロマックは通常1日1回2錠を3日間服用します(成人)。アジスロマイシンは、代謝や排泄にあまり影響を受けず、体内に残る時間が比較的長いという特徴があります。そのため3日間服用しても、一定の効果をあげることができます。医師によってクラミジアを効率よく消滅させるため、ジスロマックの量を調節したり、他の薬と併用して治療することを提案される場合もありますが、ジスロマックの服用方法や量は、医師の支持に従うようにしてください。もし少しでも疑問が出た場合は、迷わず質問すると良いでしょう。なぜこの方法でクラミジアを退治できるのか、納得の行くまで説明を受けておくことが大切です。

ジスロマックはペニシリン系の抗生物質よりもアレルギーが出にくく、服用しても胎児に影響を与えないとされていますので、妊娠中での服用も可能なほど、安全性の高い薬です。ですが、この治療薬を服用した際に副作用が出たり、飲み合わせ・食べ合わせの悪いものもあります。アレルギーの心配は低いと言っても、アレルギー体質の人は注意が必要で、服用の際は必ず医師に伝えるようにしましょう。報告されている副作用は、吐き気や下痢などです。軽症であればしばらく様子を見てもかまいませんが、長引くような場合は早めに病院で受診することをおすすめします。ごくまれに、アナフィラキシーショックや重度の過敏症、腎障害などの重い副作用になる場合があります。服用後自分を観察しておくと、副作用に気づきやすくなります。