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クラミジアの感染経路は日常生活の意外なところにもあります

2020年07月15日

クラミジアは日本で最も多い性感染症と言われています。病原体はクラミジア・トラコマチスで、感染すると性器やその周辺、咽頭粘膜などに症状が現れるようになります。女性に感染者が多いと言われていますが、男性が感染することも珍しくなく、どちらも注意が必要です。

クラミジアの感染経路はいくつかありますが、最も多いのは性行為です。オーラルセックスやディープキスでも感染の可能性はあります。感染者が使用したタオルや食器などが感染経路になることもあります。意外な感染経路として公衆浴場やトイレの便座などが挙げられますが、日常生活で感染経路となる場所はたくさんあるということが分かります。

クラミジアに感染すると、1~3習慣の潜伏期間を経て発症します。初期は自覚症状がほとんどなく、知らずにやり過ごしてしまう人も多くいます。症状が進行するにつれて女性は濃い色のおりものが増えたり、生理痛のような痛みを感じ、不正出血が見られることもあります。男性は尿道がむず痒くなったり、不快感を覚えたりという軽症から始まり、尿道の痛みや副睾丸が圧迫されるような痛みを感じるなど症状が悪化していきます。

症状を放っておくと炎症は臓器や体の各部にどんどん広がり、性交や排尿をする時に強い痛みを感じるようになります。女性の場合炎症が子宮に広がると、子宮頸管炎や卵管炎、子宮内膜炎などを発症し、不妊の原因につながります。男性も症状を放っておくと尿道炎から精巣上体炎へと症状は拡大していきます。こうした症状は男性不妊の原因になることもあります。

病院でクラミジアと診断された場合、抗生剤を使った治療が行われます。薬の種類は症状や体質などから医師が判断します。もし前立腺炎など発症している場合は、炎症の治療薬と併用することもあります。薬は一定期間服用し続けることが原則ですが、飲酒をすると効果が下がるので注意が必要です。また服用中に性行為をした場合、再感染することもありますので、この点にも気をつけます。

クラミジアの感染経路は身近なところにあり、感染しやすいリスクは誰にでもあります。また初期の自覚症状がないという特徴があるため、知らない間に感染を広めたり、気づかないまま炎症が悪化させる可能性も捨てきれません。感染が心配な場合は、不特定多数との性行為を避けたり、日頃から体を清潔にしておくことが予防対策になります。定期的な検査を受けることで、感染の有無を知ることができます。年に1度パートナーと一緒にクラミジアの検査を受けてみてはいかがでしょうか。